先日書いた、水羊羹の記事が、今になっても気になっております。
私もエンジニア(工学部の出です)の性で、"なぜ?"と言う疑問を解かずにいられない性格ゆえに、トラウマにまでなった水羊羹の本質はどこにあるのか、この疑問に突き当たって、毎夜、悪夢にうなされております。
こうなると、ますます、いても立ってもいられない性格なんですね。
まずは、その歴史を紐解くところから、水羊羹の奥深さを探求しようと言うわけです。
ご存知のように、水羊羹は、大豆を煮詰めて精製した"こしあん"と"寒天"を混ぜて固めた物なんですが、江戸時代の前期、元々は「羊羹」を作る過程で、そこに"葛"を混ぜて、今の水羊羹の前身が誕生したようです。
江戸後期になって、浅草界隈にて"葛"は"寒天"に変わり、今の水羊羹へと変貌して行ったわけですが、そこには数々の創意と工夫が。
最近気付いたのですが、水羊羹の良し悪しは、まずはその滑らかで鏡のような切り口(見た目の涼やかさ)、そして、最初に口にした時の舌触りにあります。
もちろん、ほのかで上品な甘味も重要な要素であり、これらが渾然一体となって、究極の水羊羹となることが分かってきました。
これを実現するためには、何と言っても手間隙をどれだけかけるか、これにかかっているのでしょう。
ご存知のように、"こじあん"は、こせばこすほどそのきめ細かさを増し、さらりとした口当たりとなります。
さらに、原料である大豆にもコダワリと言うものがあり、これは兵庫県丹波の黒豆が最高級とされていますが、このあたりの研究はまた近日中に。
写真は、私が今までの経験から、最も気に入っている「むらさきや」の水羊羹。(高いですよ)
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