保育園の時、子どもに「大きくなったら、何になりたい？」と聞くと、大きな声で「博士になりたい」と答えてくれましたが、今は同じ質問をすると、「ママのお手伝いさんになりたい」と答えます。もうちょっと大きい夢を持たないかなと、回り大きな夢を持つ子どものことを話しながら、「例えば、ピアニストやダンサーや医者などはどうですか？」と子どもを導いてみると、今度、あきれ気味の彼女が「普通でいいです。」と強い口調で言います。そんな彼女はケーキ作りや工作など、私の思いもよらないものを作るのが大好きで、先日、帰って来た父親にご飯を作ると言い出して、トマトのおしりの部分を切り取って、中の汁を出して、トマトジュースにして、中身が空っぽになったトマトの中に胡瓜のざく切りを入れてソースをかけて、またふたとされるトマトのおしりの部分をかぶって、食卓に出しました。この創作料理を見て、きっとこの子はこの子なりに立派に成長していくと思いました。
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